2012年7月28日土曜日

撃沈!怖いもの見たさツアー



先日、リンク先のMRさんとどこか走りに行く?という話になりツーリング企画が持ち上がりました。
逝きたい所ある?ということなので、昨年の南会津の水害以降とてつもなく難易度の増したという甲子林道をリクエスト。

DTMの掲示板で話をまとめて参加を表明する猛者4名でのアタックツーリングとなりました。

今回予定のプランは布引山集合~黒沢林道~素敵ポイントへ行ってガソリンを給油し雪割橋側から釜房林道~西部林道旧道~羽鳥湖スキー場~戻って釜房林道~甲子林道~南会津へ抜ける想定でいました。

しかし、前日から雨。
そして当日も天気予報に雨がつく状態。

布引山風力発電所集合の予定が微妙ということで羽鳥湖の道の駅に変更。
当日自宅を出て東山温泉から黒沢林道を抜けて行ったのですが安藤峠を越えて
天栄村に入ったとたん霧雨に・・・

雨こそ降っていないものの微妙な天候。
だれだ?日ごろの行い悪いヤツ。





タブンワタシデススイマセン。



集合時間ジャストに道の駅に着くと見たことあるジムニーが!
まさかのこーはくさん登場!
掲示板を見てお見送りに来てくださいました。
ありがたいことに差し入れをいただきます。
今回の参加者はDTM管理人、TTR怪。愛称「ニコT」を駆るMRさん
そして、MRさんの勅命により 強制 参加のSさん。愛馬はXR250。
さらに3RWセローを駆るおぉじぃさん。セローといえばトコトコ走るイメージがありますが
だまされてはいけません猛者の駆るセローはヤバイです。
そして私、熊五郎。

まずは足慣らしの素敵ポイントへ
ごく一部の方々には非常に有名なポイントです。
が、大人の都合により割愛。
 いきなりですが予定変更。
足慣らしのはずが足慣らしじゃなかった・・・
全力で行かないと返り討ち。

したがって、このまま戻って羽鳥湖スキー場側から西部林道旧道へ向かうことにしました。
スキー場手前の分岐部で休憩がてら雑談。

「この道、雨で濡れていると赤土がやばいんです。
でも30分もあれば抜けられるでしょう。」


などと軽く見ていた自分が甘かった・・・
まさかここでも返り討ちに遭うとは思いもしなかった。

先頭はおぉじぃさん。
カモシカ乗りの本性を見せてもらおうと思い追走したのですが・・・

ついていけねぇ・・・orz
速いよ・・・おぉじぃさん。
ちょっとガレに引っかかったときにやっと追いついたのがこの写真。
この辺りから道の様子がおかしくなってきます。
つーか俺の知っている西部林道旧道じゃない。

なんだ?この川みたいなところ??

かつての道はもはや川、いや沢となっていました。
道床が洗われて赤土の沢。

ここは羽鳥のブラックホールと呼ばれていましたが・・・
その存在すら霞むような変化。

途中先頭を代わり知っているはずなのに知らない道を突き進みライン取りを
誤りヘルプをもらいながら進んでいきます。

森の中は風が無く蒸し風呂状態。
あまりにもきつくて休憩すると汗が吹き出ます。
そして黄色い悪魔の斥候。


オオスズメバチ。


刺激しないようにそーっと移動。

写真撮る余裕すらない。

これはね、実際見たほうがいいと思う。
だって出口がこれだもの。

どこから出てくるの?状態でしょう?
この中に道があったんですよ。
もう過去形でいいと思います。かつては道がありました。
痕跡は残っています。

予想以上に体力をそがれ、ここでお昼休憩。

去年の水害で甲子林道の難易度が増したと聞いたとき、ここもという事は当然でした。
同じ山域でした。

しかし、これが序の口とは・・・・








午後の部出発。時刻は12時30分過ぎ。
私の予想では3時間くらいで峠を越えて舗装路へ。

荒れたとは聞いていたのですが入り口からして様子がおかしい。
なんか流れてきてる。

入り口からしてすでに河原。

うん、大川の河川敷で見たことある。



まるで悪夢でした。

左右からは藪。
下はガレと洗掘のコラボレーション。
洗掘自体は先ほどの西部林道旧道に比べればまだましなんですが
延々と続く河原に返り討ち。


道の4割が洗掘。
ここは写真を撮る余裕がありました。
奥ではSさんがラインを変えているところです。

ありがたいことに何箇所かエスケープができていました。
通過車は結構いるみたいです。

今日が曇りでほんとによかった・・・
暑かったらとっくにバテていた。

結局、途中休憩中に議論した結果撤退を決めました。
現在のペースで走ると山越えは夕方の恐れがある。
ニコTの調子が万全でない。山の中でのマシントラブルは避けたい。

という大人の判断です。
前半二つの内容が濃かった挙句、ラストが特濃と来た日には
おなか壊しちゃいます。

潔く撤退。

やはり無事帰ることが大事ですからね。
ここは時機を見てリベンジです。

という訳で再び西部林道を走り道の駅へ戻ります。
ここからスキー場まではフラットダート。

MRさん先頭に走っていくのですが・・・




MRさん・・・速いよ。追いつけないよ・・・orz
精一杯ついて行くのですが見る見る離されます。
何が違うんだろう?
自分との違いを見つけることもできませんでした。



道の駅着は15時30分。
約2時間ほど河原でもがいていたわけですね。

自宅に帰ってからログを見て驚きました。


半分くらいは進んでいたかなと思ったのですが・・・


登り行程の2割くらい。

まさしく福島凶悪林道。撃沈されて帰ってきました。
無事に帰れたのを素直に喜ぼう。


ラベル: ,

熊五郎 さんの投稿 @ 14:52  

6 件のコメント:

  • 2012年7月31日 22:15 に投稿, Anonymous MR さんは書きました...

    MRです。
    当日はまさにお疲れさまでした。

    MRの方は卒塔婆峠の次がコレで、もう全身筋肉痛&打撲痛ですよ、マジ。

    辛かったけど面白かった。雪の降る前に下りリベンジでいいです、俺。

    あ、Sクンは250です、最終型。

     
  • 2012年7月31日 22:18 に投稿, Blogger spiff1969 さんは書きました...

    こういう道って地図に載ってるの?

     
  • 2012年8月1日 12:46 に投稿, Blogger 熊五郎 さんは書きました...

    >MRさん
    修正いたしました。m(--)m
    まさかあのような事態になっていようとは・・・
    凄かったですね。
    道路の最終形態を見た気がします。

    あの先がどうなっているのか非常に気になりますね。

    >spiff
    二番目と三番目はふつーに地図に載ってるよ。
    何だったら案内するけど(ニヤ

     
  • 2012年8月2日 22:37 に投稿, Anonymous MR さんは書きました...

    道路の最終形態を見た気がします。>

    ええ、あの日ナニワで見ましたよ。ああいう道路の最終経線・・・・超巨大V字溝。

    かえって競技用のジムニーなんかの方が走破できそうだ。


    二番目と三番目はふつーに地図に載ってるよ。>

    グーグルなんか未だ主線が廃道側だよ。
    みんな現地ではフツーにスキー場走ってます。

     
  • 2012年8月2日 22:54 に投稿, Blogger 熊五郎 さんは書きました...

    >V字
    究極のV字とかでyoutubeにあがっていますね。
    サイドをごりごり擦りながら通過してました。
    次回行ったときにはちょっと拝んでこようかと。
    ロガーもってこっそり地図作るのもありですね。
    >主線
    意外と更新されませんよね。

     
  • 2012年8月8日 23:59 に投稿, Anonymous MR さんは書きました...

    ナニワの昔のルート図が見たいですね。

    探検するにも大変だよな。
    昔はナニワの坂は下る道順だったとのこと。

    林道から回り込んだという当時のセミワークスライダーから言質が取れた模様です。

    因みにV字溝は当時普通の林道の様です。

     

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